ムラの少ないアイロン

アイロンって、意外と難しい。

現代のアイロンはスチームアイロン。中に入れた水を沸かした蒸気を利用して、濡らしながらアイロンがかけられます。おかげで、衣服のシワが、カンタンにノビるようにはなりました。

でも、生地や部位によっては、シワがなかなか取れずらいのも事実です。コツをつかめばいいのでしょうが、アイロンかけが嫌いな人は、いつまでたっても上手にならないものです。


つかえるアイロンが、最近、登場しました。


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パステルピンク


三洋電機が開発したのですが、なんと、生地の厚みをセンサーが感知して、温度をコントロールしてくれるアイロンなんです。


「コードレススチームアイロン A-SZ11」っていうのですが、実は、温度センサーを取り付けたのは、別の理由がありました。生地に合わせて温度を変えることが目的ではなく、電気を長持ちさせるために思いついたのが、「温度を変化させること」だったようなのです。


コードレスタイプは、給電台で給電してから使用します。コードが付いていないので、アイロンが楽です。楽なのですが、アイロンの時間が長いと、かけている間に温度が下がってしまったり、アイロンの温度にムラが出るなどの問題があるんです。

適度な温度が保てなくなるんですね。

ところで、アイロンで伸ばす生地の素材はさまざまです。ハンカチのような薄くて小さなものから、デニムのように厚くで大きいものまで。かける時間の長さも、温度も違っているはずです。


「　必要な生地に対して、必要な温度だけ供給すれば、電気が長持ちするのではないか？」

そういう発想から生まれたのが、温度センサーをつかう方法。A-SZ11では、温度をコントロールするマイコンを搭載したのが最大の特徴です。マイコンが、生地の厚みや温度低下率を自動で感知して温度をコントロールするんです。そのため、適温が長持ちするという。


温度は高・中・低の3段階で設定できるほか、スチームモードを備えます。
カラーは２色。

　エレガントブラウン
　エレガントピンク


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　下位機種として温度感知センサーを省略した「A-SX11」も同時発売します。「A-SX11」のほうが安く設定されています。アイロンが手早く上手にかけられる人は、こっちのほうがいいかも。